工程を決めるのは搬入口の幅
設置工事の遅れを分解すると、電気工事が原因になることはほとんどありません。多いのは、機器が通らない、車両を着けられない、営業中は台車を通せない、という三つです。いずれも図面には現れず、現地に立って初めて分かります。二十拠点の展開で三拠点にこの問題があれば、班の組み替えが必要になり、全体の完了が二週間ずれます。調査を先に済ませる意味は、費用ではなく工程の確定にあります。
停止時間の測り方と減らし方
セルフサービス機の稼働状況は、1台あたり月間の停止時間で測ります。これを減らすために必要なのは三つです。障害の早期検知、拠点の近くに確保した交換部品、そして重要拠点を先に回る保守ルートです。適切に設計した予防保守計画は、障害対応の訪問の多くを未然に減らし、店舗で生じる待ち時間も同時に減らします。店舗から最も多くいただくご質問の一つが「県をまたぐ拠点展開」です。
夜間施工を先に割り当てる
多拠点の展開では、条件の厳しい拠点を先に片づけるのが原則です。夜間しか搬入できない拠点、休業日が限られる拠点、エレベーターの予約が必要な拠点。これらを後回しにすると、最後の一週間に集中し、班が足りなくなります。条件の緩い拠点は日中にいつでも入れるため、調整の余地として最後に残しておくほうが、全体の完了日は早くなります。